著者
薮 哲男 澤本 和徳 菅野 広士
出版者
石川県農業総合研究センター
巻号頁・発行日
no.24, pp.39-42, 2002 (Released:2011-03-05)

1.河北潟干拓地内の大麦圃場におけるカモ害の加害種はマガモ、コガモ、ヒドリガモおよびカルガモの4種であった。2.マガモ、コガモおよびカルガモが確認された圃場では、降雨等によって形成された水たまりが認められ、その付近に食害が多く発生していた。3.干拓地内の大麦圃場全域を対象としたカモの侵入調査において、降雨日での侵入量は日当たり平均1062.9羽に達し、非降雨日のそれと比較して有意に多かった。4.捕獲カモの解剖でマガモは植物の根および葉を食害していることが示された。5.カモ類の飛来侵入に好適な代替餌場の条件として、湛水のほかに耕起等の処理によりカモ類が水面を認識できるようにすることが必要と考えられた。
著者
藪 哲男 澤本 和徳 菅野 広士
出版者
石川県農業総合研究センター
雑誌
石川県農業総合研究センタ-研究報告 (ISSN:13429701)
巻号頁・発行日
no.24, pp.39-42, 2002-09

1.河北潟干拓地内の大麦圃場におけるカモ害の加害種はマガモ、コガモ、ヒドリガモおよびカルガモの4種であった。2.マガモ、コガモおよびカルガモが確認された圃場では、降雨等によって形成された水たまりが認められ、その付近に食害が多く発生していた。3.干拓地内の大麦圃場全域を対象としたカモの侵入調査において、降雨日での侵入量は日当たり平均1062.9羽に達し、非降雨日のそれと比較して有意に多かった。4.捕獲カモの解剖でマガモは植物の根および葉を食害していることが示された。5.カモ類の飛来侵入に好適な代替餌場の条件として、湛水のほかに耕起等の処理によりカモ類が水面を認識できるようにすることが必要と考えられた。