著者
嶋 雅康 田村 茂之 稲部 善博 野鼻 重典 高山 典雄
出版者
石川県農業総合研究センター
巻号頁・発行日
no.27, pp.33-36, 2006 (Released:2011-01-21)

1.‘ルビーロマン’は1994年に‘藤稔’の自然交雑実生で2005年3月に種苗法による品種登録の出願申請を行った。2.樹勢は強く、‘藤稔’‘安芸クイーン’並みである。花芽の着生は良好で花振るい性は中位で‘藤稔’と同程度である。病害虫の抵抗性は中位で‘藤稔’と同程度である。3.果房は有岐円錐形で、果粒は短楕円形で20〜23gである。果皮色は鮮やかな赤色で果粉は少ないが外観は優れている。はく皮が容易である。果肉の特性は塊状で軟らかい。果肉の色は白色で甘味は強く酸味が少ない。食感での渋みは無く、果汁が多く、香りはフォクシー香がある。果皮の厚さは中であるが、裂果性は年次によって多少みられる。4.成熟期は育成地における雨よけ施設栽培では8月下旬から9月中旬である。
著者
嶋 雅康 田村 茂之 稲部 善博 野鼻 重典 高山 典雄
出版者
石川県農業総合研究センター
雑誌
石川県農業総合研究センター研究報告 = Bulletin of Ishikawa Agriculture Research Center (ISSN:13429701)
巻号頁・発行日
no.27, pp.33-36, 2006-03
被引用文献数
1

1.'ルビーロマン'は1994年に'藤稔'の自然交雑実生で2005年3月に種苗法による品種登録の出願申請を行った。2.樹勢は強く、'藤稔''安芸クイーン'並みである。花芽の着生は良好で花振るい性は中位で'藤稔'と同程度である。病害虫の抵抗性は中位で'藤稔'と同程度である。3.果房は有岐円錐形で、果粒は短楕円形で20〜23gである。果皮色は鮮やかな赤色で果粉は少ないが外観は優れている。はく皮が容易である。果肉の特性は塊状で軟らかい。果肉の色は白色で甘味は強く酸味が少ない。食感での渋みは無く、果汁が多く、香りはフォクシー香がある。果皮の厚さは中であるが、裂果性は年次によって多少みられる。4.成熟期は育成地における雨よけ施設栽培では8月下旬から9月中旬である。
著者
薮 哲男 澤本 和徳 菅野 広士
出版者
石川県農業総合研究センター
巻号頁・発行日
no.24, pp.39-42, 2002 (Released:2011-03-05)

1.河北潟干拓地内の大麦圃場におけるカモ害の加害種はマガモ、コガモ、ヒドリガモおよびカルガモの4種であった。2.マガモ、コガモおよびカルガモが確認された圃場では、降雨等によって形成された水たまりが認められ、その付近に食害が多く発生していた。3.干拓地内の大麦圃場全域を対象としたカモの侵入調査において、降雨日での侵入量は日当たり平均1062.9羽に達し、非降雨日のそれと比較して有意に多かった。4.捕獲カモの解剖でマガモは植物の根および葉を食害していることが示された。5.カモ類の飛来侵入に好適な代替餌場の条件として、湛水のほかに耕起等の処理によりカモ類が水面を認識できるようにすることが必要と考えられた。
著者
嶋 雅康 田村 茂之 稲部 善博 野鼻 重典 高山 典雄
出版者
石川県農業総合研究センター
雑誌
石川県農業総合研究センター研究報告 = Bulletin of Ishikawa Agriculture Research Center (ISSN:13429701)
巻号頁・発行日
no.27, pp.33-36, 2006-03
被引用文献数
1

1.'ルビーロマン'は1994年に'藤稔'の自然交雑実生で2005年3月に種苗法による品種登録の出願申請を行った。2.樹勢は強く、'藤稔''安芸クイーン'並みである。花芽の着生は良好で花振るい性は中位で'藤稔'と同程度である。病害虫の抵抗性は中位で'藤稔'と同程度である。3.果房は有岐円錐形で、果粒は短楕円形で20〜23gである。果皮色は鮮やかな赤色で果粉は少ないが外観は優れている。はく皮が容易である。果肉の特性は塊状で軟らかい。果肉の色は白色で甘味は強く酸味が少ない。食感での渋みは無く、果汁が多く、香りはフォクシー香がある。果皮の厚さは中であるが、裂果性は年次によって多少みられる。4.成熟期は育成地における雨よけ施設栽培では8月下旬から9月中旬である。
著者
吉秋 斎 安達 直人 山辺 守
出版者
石川県農業総合研究センター
雑誌
石川県農業総合研究センタ-研究報告 (ISSN:13429701)
巻号頁・発行日
no.24, pp.11-15, 2002-09

「かぶら寿し」は、輪切りにしたカブに、ブリの切り身を挟み込み、糀漬けにした伝統的な料理である。その加工原料として栽培されている在来種'金沢青カブ'と'百万石'は、いずれの品種も根こぶ病にり病性であり、品質面も含めて原料供給が不安定である。そこで、当センターでは、花粉培養で作出した固定系統'DH1'に'改良CR金沢青'を交配して、迅速に新しい根こぶ病抵抗性のF1品種'加賀姫青'を育成した。この新品種は、根こぶ病抵抗性が強く、根の肥大と揃いに優れ、水田での安定栽培が可能である。また、肉質・食感や糖度に優れ、加工歩留まりの向上が期待できる。
著者
藪 哲男 澤本 和徳 菅野 広士
出版者
石川県農業総合研究センター
雑誌
石川県農業総合研究センタ-研究報告 (ISSN:13429701)
巻号頁・発行日
no.24, pp.39-42, 2002-09

1.河北潟干拓地内の大麦圃場におけるカモ害の加害種はマガモ、コガモ、ヒドリガモおよびカルガモの4種であった。2.マガモ、コガモおよびカルガモが確認された圃場では、降雨等によって形成された水たまりが認められ、その付近に食害が多く発生していた。3.干拓地内の大麦圃場全域を対象としたカモの侵入調査において、降雨日での侵入量は日当たり平均1062.9羽に達し、非降雨日のそれと比較して有意に多かった。4.捕獲カモの解剖でマガモは植物の根および葉を食害していることが示された。5.カモ類の飛来侵入に好適な代替餌場の条件として、湛水のほかに耕起等の処理によりカモ類が水面を認識できるようにすることが必要と考えられた。