著者
熊谷 智明 小林 聖
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, 1997-03-06

各ブランチの検波出力にそれぞれのブランチでのS/Nに比例した重みを乗算して合成する検波後最大比合成ダイバーシチは伝送品質の大幅な改善が可能である. しかし, 従来提案されている方法は, 重み係数の算出や重み付けのために乗算器等が必要となりハードウェア量が大きくなる. 本報告では, 位相検波を用いる場合に乗算器を用いない簡易な回路構成により2ブランチ最大比合成ダイバーシチを実現する方法を提案する.