- 著者
-
玉井 利代子
- 出版者
- 奥羽大学
- 雑誌
- 若手研究(B)
- 巻号頁・発行日
- 2009
口腔常在の真菌であるCandida albicans加熱死菌(HKCA)またはC.albicansから抽出された水溶性マンナン・グルカン複合体(CAWS)による、歯肉癌上皮細胞と歯肉線維芽細胞の接着分子β1インテグリンとICAM-1発現の増強はみられなかった。さらに、HKCAまたはCAWSによる前処理による歯周病原性細菌Porphyromonas gingivalisの、歯肉癌上皮細胞と歯肉線維芽細胞への接着の増加はなかった。しかしながら、HKCAまたはCAWSによる前処理によって、P.gingivalisの宿主細胞への侵入が著しく増加した。