著者
王 娜婷 増田 知之 Nating Wang Tomoyuki Masuda
出版者
安田女子大学大学院
雑誌
安田女子大学大学院紀要 = The journal of the Graduate School, Yasuda Women's University (ISSN:24323772)
巻号頁・発行日
no.25, pp.110-101, 2020-03-31

本稿は、平安時代の代表的書論である空海『遍照発揮性霊集』および藤原教長『才葉抄』を取り上げて、日本における中国書論の受容の実態ならびにその変遷について検討を加えたものである。尚、本稿は二〇二〇年一月に提出した、王娜婷の修士論文「奈良・平安時代における中国書法の受容について―唐代を中心に」の第三章「日本の書論に見る中国書論の受容」に基づいている。