著者
田沼 茂紀
出版者
日本道徳教育学会
雑誌
道徳と教育 (ISSN:02887797)
巻号頁・発行日
no.335, pp.83, 2017 (Released:2019-09-02)

本稿で目指すのは、アクティブ・ラーニングの視点に立った道徳科授業の基本的な考え方についての見解と、これまで忌避あるいは軽視されがちだった道徳授業を教科教育学的視点に立つ指導方法論へと転換することで実効性あるものにしていこうとする提案である。具体的な方法論的改善提案としては、教科教育では当たり前となっている課題探求型授業への転換、さらにはパッケージ型ユニット(小単元構成)による子供の主体的自立性を重視した道徳科授業創造の基本的な考え方についてである。