著者
三橋 正浩 白井 祐二
出版者
信州公衆衛生学会
雑誌
信州公衆衛生雑誌
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.40-41, 2015-08

要旨:腸管出血性大腸菌による食中毒は、年間10~30件程度発生し、近年では、生食用食肉を原因とした食中毒死亡事例があり社会的に問題となっている。原因としては食肉の加熱不足によって発生するものが多く、特に、テンダライズ(食肉の原型を保ったまま刃でその筋線維を短く切る処理)、結着および漬け込み等の処理をされた食肉は内部まで菌に汚染されている可能性があり、中心部まで十分な加熱が必要である。今回、成形肉の加熱不足による腸管出血性大腸菌O157による食中毒事例が発生し、その調査の過程で成形肉の扱いや提供者の意識について若干の知見が得られたので報告する。
著者
町田 幸一 山崎 宗廣 白井 祐二
出版者
信州公衆衛生学会
雑誌
信州公衆衛生雑誌
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.42-43, 2008-08

管内でのエイズ・性感染症の情報や相談・検査実施の広報は、エイズ予防ウィークと世界エイズデー、性の予防週間のイベント等での啓発活動を中心に高等学校の生徒をはじめ年代を超えたすべての人々をターゲットに進めてきた。平成18年度には木曽看護専門学校に啓発ポスターのデザインを依頼し、木曽保健所独自啓発ポスターを作製し、関係機関への配布を継続している。同じレイアウトのポスターの掲載を続けることでエイズに関する啓発を印象付ける効果をねらって、平成19年度よりコンビニエンスストアにも依頼している。また、啓発ちらしは、管内町村に依頼し全戸配布を行っている。