著者
白楽,ロックビル
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会学会誌
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, 2011-09-30

10年余りかけ、読売新聞の記事データベースから、明治・大正・昭和・平成時代(1874〜2009年)の136年間の「研究者の事件データベース」を作り、最近完成させた(白楽ロックビル『研究者の事件と倫理』、講談社サイエンティフィック、2011年9月出版予定)。136年間の「研究者の事件」(含・技術者)は、文系も含めた全分野で1,402件あった。直近23年間(1987〜2009年)の件数の多い順の「事件種」ランキングでは、セクハラが1位、研究費が2位、改ざんが3位だった。「研究者の事件」をおこす研究者は、「55+歳の大学医学部の男性教授」が多かった。「盗用」、「ねつ造・改ざん」を詳細に分析した。