著者
友田 晴彦 斎藤 正治郎 大石 雅文 白石 振作
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌(化学と工業化学) (ISSN:03694577)
巻号頁・発行日
vol.1989, no.12, pp.2059-2062, 1989-12-10 (Released:2011-05-30)
参考文献数
17
被引用文献数
5

2-アミノ-3-クロロキノキサリンが2,3-ジクロロキノキサリンのホル1ムアミド溶液ヘアンモニアガスを吹き込むことにより生成し,同様な反応系に過剰の塩化アンモニウムを添加すると2,3-ジアミノキノキサリンが生成した。ビス(3-アミノ-2-キノキサリニル)アミンは2,3-ジクPtPtキノキサリンのホルムアミド溶液に高温でアンモニアガスを吹き込むことにより得られた。5,11-ジヒドPt-5,6,11,12-テトラアザナフタセソを過マンガン酸カリウムで酸化すると1,4-ジヒドロ-1,4,9,10-テトラアザアントラセン-2,3-ジオンが生成した。従来知られているキノキサリン誘導体の融点の文献問の違いは,分子内および分子間縮合反応によることがわかった。