著者
矢ノ口 裕貴 篠埜 功
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.59-60, 2018-03-13

麻雀において、他のプレイヤーの上がりとなる牌を捨てないことで失点を抑えることは重要な戦略となる。本論文では、捨てようとしている牌の危険度推定を目的として、牌譜においてあるプレイヤーが他のプレイヤーに振り込んだ局面から評価要素を抽出し、3層ニューラルネットワークの教師あり学習による評価関数のパラメータの調整を行った。危険度とは手牌の特定の牌が他のプレイヤーの上がりとなる牌である可能性を表すものとする。また、ニューラルネットワークの過学習の影響を調べるために、学習率を変化させて学習した結果を比較した。本方式の評価として、牌譜内で指された手とニューラルネットワークが提示する手との一致率を比較した。