著者
中田 恵史 岡本 東 堀川 三好
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.149-150, 2018-03-13

無線LANとスマートフォンの普及により,スマートフォンから発信されるWi-Fiプローブ要求を利用した行動分析技術の研究がさかんに行われてきた.既存の研究では,MACアドレスのみを用いて同一利用者を推定し,分析を行っていた.しかし,最新のスマートフォンの一部にはMACアドレスをランダム化する機能が追加され,既存の手法を用いることが困難になっている.本研究では,ランダム化されたMACアドレスのプローブ要求に対して,タイムスタンプ,MACアドレス,受信信号強度,パケット長,シーケンス番号から同一利用者推定を行い,混雑度推定,エリア間移動を推定する手法を提案する.
著者
岩橋 瑠伊 矢吹 太朗
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.113-114, 2018-03-13

デマゴギー(デマ)が拡散されることを防ぐために,デマツイートをリツイートしているユーザーの特徴抽出を行う.そのために,現時点でデマだとわかっているツイートを過去に拡散したユーザの活動履歴を収集・分析する.分析結果をランダムサンプリングしたデータと比較することで,デマを拡散するようなユーザに共通する特徴を抽出し,その結果を報告する.
著者
甚野 健太 大野 涼平 北原 鉄朗
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.141-142, 2018-03-13

声優やアイドルのライブにおいて,観客側からアーティスト側へ向けた行動として,独特な合いの手が存在する.近年,合いの手の一種として「PPPH」というものが用いられている.本研究では,「PPPH」が入る楽曲に関して,音響特徴量との関係を分析したので報告する.
著者
甘 暁博 木村 彰徳
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.411-412, 2018-03-13

様々な分野で写実的なCGが利用されるようになっているが,食品を写実的に描画するツールはない.テクスチャマッピングを利用して比較的よく再現できているCG作品もあるが,その食品に注目して見ると不自然な歪みや光沢あることがほとんどである.本研究では,食品の中でも白ご飯を写実的に描画することを目的としている.炊きたての白ご飯をBlenderでモデリングし,物理的性質をもとにパラメータを最適化することで写実的な描画を行う.
著者
小池 誠
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.399-400, 2018-03-13

米国特許3951134号はマイクロ波兵器からマイクロ波ビームを犠牲者の頭部に照射して、脳波を変更するというマインドコントロール技術を機密解除する[1]。そこで、このようなマインドコントロール技術が可能であるという仮定のもと、マイクロ波ビーム照射により犠牲者の自由意志に介入した状態で犠牲者が他人に対して加害行為を実行した場合、犠牲者の刑事責任について考察する。文献[1]小池誠,“リモートセンシングによる脳波計測”信学技報,vol. 116, No. 286, MICT2016-54, pp.35-42,2016年11月.
著者
小池 誠
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.401-402, 2018-03-13

第二次世界大戦中に日本軍はマイクロ波兵器を開発したが、その詳細は秘密であった。一方、米軍はサイバネティックスという書籍の出版を通じて、1940年代にマイクロ波兵器の概略を機密解除した。このような背景のもと、防衛省情報本部が監視対象者に対し、マイクロ波兵器から微弱なマイクロ波ビームを照射した結果、監視対象者が精神疾患を発症したという事実を仮定して、特別公務員職権濫用致傷罪が成立するか否か検討する。
著者
新谷 敏朗
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.191-192, 2018-03-13

「クロンダイク」はトランプの一人遊びのひとつであり、スート別にエースからキングへの列を完成することが目標である。初期状態では場に長さ1から7までの列が7個あり、それぞれ天の札のみ表向きで,天でない場の札と山札はすべて裏向きでプレイする.山札のめくり方やくずさらいの回数などの規則によっていくつかの変形版がある.今回は,すべての札を表向きの状態でこのゲームをプレイすることにより,理論的な成功可能性を計算した.結果として成功可能性がかなり高いことが明らかになった.また,人間がプレイする場合の指針についても考察を行った。
著者
岩橋 瑠伊 矢吹 太朗
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.113-114, 2018-03-13

デマゴギー(デマ)が拡散されることを防ぐために,デマツイートをリツイートしているユーザーの特徴抽出を行う.そのために,現時点でデマだとわかっているツイートを過去に拡散したユーザの活動履歴を収集・分析する.分析結果をランダムサンプリングしたデータと比較することで,デマを拡散するようなユーザに共通する特徴を抽出し,その結果を報告する.
著者
近藤 宇智朗 松本 亮介 栗林 健太郎
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.19-20, 2018-03-13

インターネットが普及し、突発的アクセス増などに耐えられるサーバアーキテクチャが求められる中、起動やスケールアウトが容易なLinuxコンテナに注目が集まっている。筆者は、HaconiwaというLinuxコンテナランタイムを新しく開発した。特徴として、コンテナの様々な機能を作成時に自由に取捨選択して組み合わせができ、豊富なフック機構を備える。さらに、Haconiwaはスクリプト言語mrubyを内蔵しており、これらの設定をプログラミングにより統一的に記述でき、様々なシステムやアーキテクチャ的要求に応じたコンテナを作成可能になる。また筆者らはHaconiwaを中心に据えてシステムの循環を自動的に行い、安全な運用ができるウェブホスティングシステムも開発した。そのアーキテクチャについても応用例として論ずる。
著者
本田 正美
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.507-508, 2018-03-13

公共分野における情報システム開発では、これまで数々の失敗が積み重ねられてきた。なかには、約55億円をかけた特許庁の基幹系システム刷新プロジェクトの頓挫のような事例も存在する。情報システム開発には失敗が付きものであり、それは公共分野においても例外ではないのかもしれない。一方で、公共分野の特性ゆえに失敗を招いている可能性もある。そこで本研究は、公共分野における情報システム開発の失敗に関する事例分析を行う。具体的には、2017年10月に明らかとなった京都市における基幹系システムの刷新プロジェクトの遅延を取り上げ、この事例を分析することにより、公共分野における情報システム開発の失敗の要因について議論する。
著者
甚野 健太 大野 涼平 北原 鉄朗
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.141-142, 2018-03-13

声優やアイドルのライブにおいて,観客側からアーティスト側へ向けた行動として,独特な合いの手が存在する.近年,合いの手の一種として「PPPH」というものが用いられている.本研究では,「PPPH」が入る楽曲に関して,音響特徴量との関係を分析したので報告する.
著者
松浦 智之 當仲 寛哲 大野 浩之
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.361-362, 2018-03-13

ツイッター分析は、ニュース番組でも頻繁に用いられるなど、その需要は増加している。しかしその手法を調査しても、大企業等が大きな予算や設備を導入して行う事例が殆どであり、個人の例は殆ど報告されていない。本研究では個人等がコンピュータ1台で行える手法を研究した。第2報では2017年流行語大賞にもノミネートされた「けものフレンズ」に関連するツイートの分析方法を例示する。いずれの例にも、データベースミドルウェアは用いず、UNIXコマンド及び、結果表示のために無料で利用できる表計算ソフトのみを用いた。収集データがファイルやディデレクトリに的確に配置されていれば、専門的な分析ソフトなしでもある程度分析できることを示す。
著者
鈴木 遼 長 幾朗
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.493-494, 2018-03-13

Enrect(エンレクト)は、年齢、母国語、身体能力等にかかわらず、あらゆる人々が情報技術を日常生活で主体的に活用することを支援する新しいビジュアルプログラミング言語である。本稿では、ブロックとノード・リンクを融合した斬新なユーザインタフェースと、強力な C++ バックエンド・フレームワークにより実現する Enrect の機能性について、既存のビジュアルプログラミング言語との比較を交えて解説する。
著者
梅田 博之 浅野 孝夫
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.161-162, 2018-03-13

誰からも不満が出ないようにケーキを分けるにはどうすればよいか?ケーキは均一でなく、人の好み(評価関数)も様々である。これに挑むのがケーキ分割問題である。一般に(a)無羨望性=各人が他人の割当を羨まないことと(b)カット数の最小性が望まれるが、これらを同時に満たす分割を求める問題はPPAD完全である。そこでAlijaniら (AAAI,2017) は、ケーキが(ロールケーキ状の)閉区間の場合、各人の評価関数が単純(ある1つの部分区間にのみ正定数の効用を持つ)であれば、多項式時間可解と示した。本発表ではこの結果をホールケーキ版へ一般化し、多項式時間可解と示す。ここでホールケーキとは円形のケーキであり、閉区間の一般化とみなせる。
著者
谷口 雄大 猪俣 俊光 杉野 栄二 成田 匡輝 今井 信太朗 新井 義和
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.323-324, 2018-03-13

私の研究は, 青春18きっぷを用いた列車の鈍行移動において, 1日でどこまで遠く移動することができるかを計算するものである.例えば東京駅を出発駅とした場合, 普通列車や快速列車のみを利用し, 1日の列車の運行時間内で移動できる駅を探索する.この場合, 大阪駅や仙台駅などが1日で移動可能である.東京駅を出発駅とした例では, 上記のような駅が離れていればいるほど良い結果だと言える.より良い結果を得るために, 探索方法を考案し, それに基づく探索プログラムの実装を行った.そしていくつかの駅を出発駅とし, 探索を行った.この探索で算出された経路がどれだけ有効であるかを示す.以上が本研究である.
著者
竹内 僚 瀬尾 敦生 長尾 和彦
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.245-246, 2018-03-13

近年、糖尿病患者及び予備軍が増加し続けている。糖尿病管理を行う場合、毎日血糖測定を数回行わなければならない。しかし、現在の血糖測定器は使い捨ての針を用いて採血を行うため、衛生面上の問題だけでなく患者への精神的及び経済的負担が発生している。この問題を解決する非侵襲血糖測定法としてMHC技術がある。MHC技術とは、体内のブドウ糖濃度と人体から放出される熱量の相関を用いて血糖値を予測する技術である。本研究ではMHC技術を用いた非侵襲血糖測定器の開発を行った。そしてEGA法を用いた精度調査により、臨床的に許容できる範囲であることを確認した。また、非侵襲血糖測定器を用いた血糖値管理システムの開発を行った。
著者
住谷 雄樹 堀江 和正 塩川 浩昭 北川 博之
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.455-456, 2018-03-13

生体データ解析において、データの時系列特徴は重要な役割を担っている。例えば、機械学習を用いてデータに何らかのラベル付けを行う場合に、特徴抽出が上手くいくデータ群とそうでないデータ群がある。後者のデータ群に対しては、何らかの処理で上手く特徴が取れる状態にする必要がある。他にも、次元削減やノイズ除去など、データから有用な情報を得るためには様々な処理が必要である。本稿では、ニューラルネットワークで構成された生成モデルであるGANを応用し、データ変換を行う手法を提案する。本手法で使用するGANは、データ群間の分布における対応関係を学習し、データを変換する。本稿では提案手法の概要と、性能評価の結果について述べる。
著者
鈴木 和真 牛田 啓太
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.119-120, 2018-03-13

長時間の PC 作業では姿勢が固定され、疲れが出てくる。これに対してストレッチ運動を行うことが考えられる。筆者らは、PC の操作中にストレッチ運動を促し、ネットサーフィンなどの軽い PC 利用の操作をしながらストレッチができるシステムを提案している。PC による作業を一定時間続けるとストレッチを促すモードになり、そこではストレッチを行いつつ PC の操作ができる。ストレッチ運動を Kinect センサで認識して操作情報に変換している。
著者
大越 拓実 鈴木 麗璽 有田 隆也
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.81-82, 2018-03-13

野球における応援が試合結果や打撃成績に与える影響を明らかにするため,2017年度高校野球秋季東海大会2試合,明治神宮大会高校・大学の部全19試合の応援の音声をスタンドから録音し,ニューラルネットやランダムフォレスに基づく予測モデルを構築して分析した.応援の大きさは攻撃時音声の振幅の2乗を用いて定義した.試合全体での自チームの応援の大きさの平均は勝敗に応じて有意に異なり,応援の大きいチームが勝利しやすいことが判明した.また,各イニングでの応援の大きさを入力として試合の勝敗を予測したところ,7回の応援に加え,一般には小さくなりがちな1回の応援が大きいほど勝利に影響しやすいことなどが示唆された.さらに,過去15回の投球での応援から打撃結果がアウトか否かを予測したところ,自分の打席の応援が打撃結果に負の影響を与える傾向も示唆された.
著者
片山 大河 廣瀬 繁雄 望月 翔平 金松 基孝
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.375-376, 2018-03-13

PostgreSQLは外部のデータベースにアクセス可能にする仕組みForeign Data Wrapperがある。この機能はデータベースのマイグレーションや複数の異種データベースを併用するシステムなどで利用され、近年その機能強化が盛んに行われている。ユーザは、この仕組みに基づいて各データベース向けに実装されたモジュールをインストールすることで、任意のデータベースにアクセス可能になる。この度、この機能を用いてPostgreSQLからインメモリデータベースGridDBにアクセス可能にした。GridDBはIoTデータ向けのNoSQLデータベースで、その特徴的な仕様や利用方法に従ってモジュールを実装する必要がある。本稿ではその実現方法について説明する。