- 著者
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石川 乃梨子
道本 武志
- 出版者
- 日本獣医皮膚科学会
- 雑誌
- 獣医臨床皮膚科 (ISSN:13476416)
- 巻号頁・発行日
- vol.23, no.3, pp.135-138, 2017 (Released:2017-09-28)
- 参考文献数
- 5
3頭のウェルシュ・コーギー・ペンブロークがトリミングサロンでシャンプーを実施後に沈うつ,食欲不振,発熱をみとめた。3頭とも体幹を中心とした皮膚に斑状紅斑・丘疹がみられ,検査所見では白血球数増加,C反応性蛋白(CRP)上昇が認められた。プレドニゾロンを用いた対症療法を行い,全身状態の改善とともに皮疹も消失した。3症例の発症までの経過や臨床症状,検査所見,同一のシャンプー剤を使用していたことからシャンプー剤による皮膚薬物有害反応が疑われた。