著者
石川 昌司
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.34-35, 2004-03-18 (Released:2017-02-10)
参考文献数
3

教科書では,音波の気柱共鳴を,閉口端は固定端,開口端は自由端として扱っている。しかし,これは音波を変位波として見た場合であり,密度波の立場に立つと,閉口端は自由端,開口端は固定端となる。密度波は,音波本来の疎密波の概念に近いので,感覚的にも分かりやすい。
著者
石川 昌司
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.66, no.4, pp.289-290, 2018-12-06 (Released:2019-01-08)
参考文献数
7
被引用文献数
2

高校物理では,音波などの縦波を,縦波←→横波変換に基づく変位波で扱うことが多いが,そのことにより音の干渉などの問題では深刻な不都合を生じることがある。この問題の解決策として「縦ベクトル(仮称)」なる図法を工夫してみた。