著者
田畑 昌顕 石川 章一
出版者
社団法人 日本繊維機械学会
雑誌
繊維機械學會誌
巻号頁・発行日
vol.11, no.7, pp.447-451, 1958

研究目的スライバのむらおよびそのドラフレによる変化を解析的に論じるために, スライバ構造をどのように表現すればよいか研究する.研究結果スラィバ構造は繊維塊先端の配置と繊維塊構成本数, 繊維の有効長さおよび有効太さの頻度分布を示すことによって, ほぼ完全に表現されることを明らかにした。また繊維塊先端の配置と任意の長さyの区間中に含まれる繊維先端数間の変動との関係を明らかにし, かつ両者ともにランダム成分と複合調和波で近似される成分との和で表わされることを示した.