- 著者
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長尾 修身
松下 未知雄
菅原 正
石川 譲二
川田 勇三
- 出版者
- 基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
- 雑誌
- 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
- 巻号頁・発行日
- vol.17, pp.206-206, 2004
金微粒子は、バルクとは異なる電子構造を持つことから注目が集まっている。我々は既に、交差共役型のラジカルであるニトロニルニトロキシドをアリールチオールを介して金微粒子に吸着させることにに成功している。そこで、よりスピン密度の広がりの大きいニトロキシド型ラジカルを用いることによって、金微粒子との間に働く相互作用を大きくすることを目的に新規分子の合成を行った。対称なジスルフィド骨格を持つビラジカルの合成を試みたが不安定であった為、ヘテロジスルフィドにした。その結果、金吸着可能なヘテロジスルフィド型ニトロキシドラジカルの合成に成功した。