著者
福家 雅城
出版者
日本生産管理学会
雑誌
生産管理 (ISSN:1341528X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.89-94, 2009-03-31 (Released:2011-11-14)
参考文献数
3

RP・多段階スケジューラ等の原則として全工程計画を前提とした計画作成システムについて, 導入~運用する場合の前提条件と特徴及び問題点を述べ, 次に実務で行なわれている管理手法及び, 実務の実情を考察し, 既存システムが期待通り運用出来ない構造上の問題点を提示する。尚, 本稿は, 流れ品繰返し生産の多段階工程生産で, 受注情報は予測・確定情報が混在し, 実績収集はPOP利用等を行えず, ほぼ24時間フル稼働も有り得る生産を行う製造業を対象とする。