著者
稲村 吉高
出版者
大阪歯科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

セボフルランポストコンディショニングはオートファジーを誘導し,梗塞サイズを減少させた.セボフルラン投与群でみられたLC3-II/I発現の増強は3MAの投与により消失した.また再灌流120分でセボフルラン投与群ではオートファゴゾーム形成が有意に認められ,3MAの投与でその形成は抑制された.セボフルランポストコンディショニングの心筋保護効果にはオートファジーの誘導が必要であることが示唆された.