著者
石垣 泰輔 武藤 裕則 竹尾 然生
出版者
京都大学防災研究所
雑誌
京都大学防災研究所年報 (ISSN:0386412X)
巻号頁・発行日
no.40, pp.361-369, 1997-04

複断面流れの構造は。水路の平面形状および横断面形状に支配されるとと童)に, 低水路水深によって孟)変化する。この流れ特有の構造は, 速度の異なる低水路流れと高水敷上流れが相互に干渉する低水路側岸近傍に見られる。ここでは, 水路側壁の形状(直線水路, 蛇行水路)と低水路形態(直線, 屈曲, 蛇行)の組合せで分類し、4種の複断面 水路(直線・直線, 直線・屈曲, 直線・蛇行, 蛇行・蛇行)における実験結果を用いて低水路側岸近傍の三次元流況の差異について検討した。その結果, 混合形態と二次流構造でそれぞれの流れが分類されること。いずれの流れにおいても低水路水深によって構造が変化するr構造の水深依存性」が見られることが指摘された、,