著者
竹居 祥行
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.73, no.6, pp.242-245, 2023-06-01 (Released:2023-06-01)

各官庁や団体から統計データが報告されており,それらのデータは今後の業界の需要を予測するうえで重要なデータであると考えられる。また,特許や論文は世界中で発行されて公開されており,広い範囲の技術がカバーされていることから,これらの情報が需要予測の予測モデルに適用できれば有力であると考えられる。本稿では,特許の出願件数や出願人数,特許の価値評価指数,論文の被引用情報等を用いて,需要予測モデルを作成し,光触媒とリチウムイオン電池の分野において当該モデルの適用可能性と,どの因子が需要に関連するのかを検討した。