著者
筑井 甚吉
出版者
環太平洋産業連関分析学会
雑誌
産業連関 (ISSN:13419803)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.58-64, 1991 (Released:2015-08-29)
被引用文献数
1

「2000年の日本」等の政府の長期見通し作業にも使われているターンパイク・モデルは,その基礎理論からモデルの構築と経済念頭庁を中心とした実用化研究に至るまで,わが国で開発された数少ない国産の経済分析手法であるが,その内容は必ずしも一般には知られていない。そこで,本稿ではターンパイク・モデルの意図するところと内容とを簡単な計算例を示して,できるだけ平易に解説することを試みる。