著者
山代 智子 日高 陽 野北 里花 箱嶋 夕子 福永 晋太郎 山路 稔 新名主 輝男
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.72, 2004

大澤らの結合経由相互作用理論に基づき、[3<sub>n</sub>]シクロファン類の光化学反応を用いて高歪み化合物であるヘキサプリズマン誘導体の合成に挑戦している。現在までに[3<sub>3</sub>]シクロファンの光化学反応が行われ、ヘキサプリズマン誘導体を経由したと考えられる、新規かご型化合物の単離に成功している。ヘキサプリズマン誘導体の安定化を目的としたフッ素化[3<sub>3</sub>]シクロファンの光反応では、対応するヘキサプリズマン誘導体の分子イオンピークを得、現在生成物を確認中である。今回は種々の[3<sub>n</sub>]シクロファン類の光化学反応について生成物などについて発表を行う。