著者
福井 洋之 船木 稔
出版者
北見工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

Dirac方程式の解である1電子波動関数は、4行1列の列ベクトルの形をもち、4成分スピノールと呼ばれる。上の2成分を大成分、下の2成分を小成分と呼ぶ。小成分を大成分と演算子を用いて消去して方程式を解く方法を2成分法、4成分を同時に求める解き方を4成分法という。本研究では両方の方法でDirac方程式を解き、NMRパラメーターの相対論的効果を計算した。