著者
荒井 光治
出版者
藍野大学
雑誌
藍野学院紀要 (ISSN:09186263)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.1-8, 2007

荒井らのガンマヒドロキシ酪酸の先のレポートは,タイトル,データその他の数ケ所で間違っていた。今回の報告は前回の訂正版である。ガンマヒドロキシ酪酸は薬理学的に重要で興味ある物質である。人脳脊髄液中のガンマヒドロキシ酪酸の存在は始めて荒井らが証明した。前回のレポートでは血清中のガンマヒドロキシ酪酸の存在について否定した。そして人脳脊髄液中のガンマヒドロキシ酪酸の濃度を間違って報告した。人血清中のガンマヒドロキシ酪酸の存在は著者のデータでは明確でない。しかし今日では血液中のガンマキドロキシ酪酸の存在が明らかにされている。今回の報告で人脳脊髄液中のガンマヒドロキシ酪酸の濃度は約6.22〜36.36nmol/mlと訂正した。