著者
冲中 健 増田 悟 菅原 恩
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学園芸学部学術報告 (ISSN:00693227)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.91-97, 1984-12-25
被引用文献数
2

風台風8218号の緑化樹におよぼした潮風害について,ケヤキとイチョウを指標樹として調査研究を行った.その結果,台風8218号の中心が関東西部にあるとき降雨が上がり,南寄りの潮風が関東平野に吹き込んだ.潮風害は東京湾岸から100kmの内陸におよんでいる.被害の度合いは湾岸からの距離に逆相関を示すが,関東平野の西部・中部・東部の地域によって被害の様相を少し異にする等がわかった.