著者
佐藤裕也 華山宣胤
雑誌
第77回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, no.1, pp.89-91, 2015-03-17

競馬の馬の着順予想についての研究はこれまでに多く行われ、様々な着順予想の方法が考案されてきた。しかし、これまでの研究で使われてきた着順予想の方法を筆者の持つ、JRAのデータに当てはめると、一部のレースでは着順予想の精度が高い予想ができるものの、全てのレースではあまり精度の高い予想が出来ないものが多いということが分かった。そこで、本研究では、馬のオッズや得票率を用いて着順の予想するハーヴィルの公式、馬券の得票率の不平等さを測るジニ係数等を用いて、競馬のレースを馬券の投票数が多い馬が上位に入賞するようないわゆる堅いレース、馬券の投票数が多い馬が上位に入賞しないいわゆる荒れるレースに分類を行う。
著者
松浦祐希 華山宣胤
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.577-579, 2014-03-11

分子生物学の分野では、人間の寿命限界について2つの説が唱えられている。一つは、人間はある年齢までしか生きられないと定められていて、その年齢に達すると、老化し死に至るプログラムが起動するというプログラム説である。また二つ目は、体内で発生する活性化酸素などの有害物質が細胞にダメージを与えることにより身体が老化し、やがて死亡に至るというダメージ説である。そして、これらの説のどちらが正しいかという議論は未だに決着していない。そこで本研究では、厚生労働省から発行されている人口動態統計に極値理論で用いられている一般化パレート分布を当てはめることにより、寿命に関する2つの説を統計学的観点から検討する。