著者
蔡大維
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.425-427, 2014-03-11

龍泉洞を代表とする鍾乳洞のような地下観光施設では、狭くて、暗い環境で、安全性を重視する観光案内サービスが重要である。操作せずに自動的に案内する形態が望まれ、携帯電話など通常の携帯情報端末の利用が困難である。洞窟の特殊環境で、WiFiや携帯通信網など既存の通信環境の提供は大掛かりな工事が必要となるばかりではなく、維持コストなども勘案する必要がある。本研究は、鍾乳洞のような地下観光施設で自動観光案内サービスを提供するシステムを提案した。自動案内を実現するために、超低消費電力の無線タグと超軽量携帯情報端末を開発した。コンテンツ管理と観光客行動集計の管理システムも開発し、観光動向を正確に把握することを実現した。