著者
藏野 夏海 小山 慎一
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
巻号頁・発行日
pp.530, 2019 (Released:2019-06-27)

本研究では、片頭痛の有無にかかわらず人々の間で視覚的パターンの好みと印象評価を比較した。 片頭痛を持つ人々は親子牡丹唐草や荒波のパターンを好んだが、片頭痛を持たない人々はストライプや格子のような幾何学的パターンを好む傾向にあった。 印象評価では、片頭痛の人は幾何学模様の方が目が痛く感じたと報告している。 生活環境では、感覚の多様性を考慮し、インテリアデザインの模様パターンを慎重に選択する必要がある。