著者
藤岡 正美 内田 敏夫 松永 武之
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.26, pp.9-10, 1984-07-13

水稲安定生産の要(かなめ)としての苗は、昔から"苗半作"といわれるほどで、現在においても良苗を得るための種子選別法として塩水選が行われている。山口県では、昭和58年度はとくに内海沿岸を中心に籾枯細菌病が多発したが、籾枯細菌病は種子伝染するとされ、塩水比重が1.14以上の溶液で選別すれば防除上有効であるといわれる。これまで横井が水と食塩の重量によって塩水比重がどう変わるか報告した。その後現在に到るまでその値が引用されている。しかしながら、実際にその塩の量を用いて塩水を作るとかなり高い比重の塩水ができ、実用上問題があると考えられたので、種々の塩を用いて塩の量と塩水濃度との関係について検討した。なお、塩の提供等については専売公社山口支局及び山口県農業協同組合連合会ので協力があったので、ここに記して謝意を表する。
著者
梶木 慧一 高見 博 藤岡 正美
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.29, pp.38-39, 1988-08-01

台風12号(昭和62年8月30日〜31日)が朝鮮海峡を北上し日本海へ通過したが, 風台風であったため光市室積地区の水稲へ多大な被害を及ぼし, 共済被害面積率は40.9%に達した。このため, 海岸からの距離と被害について調査, 検討した。