著者
門田仁 藤田悟
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.215-216, 2014-03-11

本論文では、深度センサKinectを用いたリアルタイムな3Dキャプチャリングに対して歪み補正を行ない、高品質な3Dモデルを構築することを目的としている。リアルタイム3Dキャプチャリングには、KinectFusionというKinectから得られた深度情報をGPGPUで高速に並列処理することで3Dモデルを構築する研究を参考とする。こうして構築された3Dモデルは、Kinectのカメラレンズによる歪みを持っている。そこで、この歪みの特性をキャリブレーションによって確かめ、補正することでより高品質な3Dモデルを構築する。3Dモデルの品質評価には、チェッカーパターンや四角錐の積み木などを使用し、実物体と構築された3Dモデルとの測定値の誤差を求めることでデータの正当性を確かめる。