著者
藤若 雅也
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.570-574, 2015-05-15

ビックデータ分析において,一般に参加者を募集して参加者同士でその分析・予測精度を競わせる機械学習コンテストが広がりを見せている.また,機械学習コンテストの場をプラットフォームとして提供する企業も登場しており,MiscrosoftやAmazonといったトップ企業も活用している.コンテストでは,単に参加者が結果を競うだけでなく,情報交換フォーラムやチーム形成によりお互いが切磋琢磨できる場にもなっている.本記事では,その背景やコンテスト参加のメリットについて解説するとともに機械学習コンテストの場として世界最大であるKaggleにフォーカスを当て,具体的なコンテスト事例や参加方法を紹介する.