著者
裵 慶娥
出版者
筑波大学平家部会
雑誌
筑波大学平家部会論集
巻号頁・発行日
vol.9, pp.11-19, 2002-06-30

西行自撰の自歌合『御裳濯河歌合』の十一番に、たちはかる春をしれともみせかほに年をへたつるかすみなりけり 岩まとちし氷も今朝はうちとけて苔のしたみつみちもとむらん という二首が結番され、判者俊成は右歌を「心詞おかし」と評して ...