著者
池野 英利 村岡 智之 西垣 浩也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
巻号頁・発行日
vol.97, no.45, pp.91-97, 1997-05-16

ミツバチは2つの刺激を組合せて与えることによって,連合学習を獲得することが知られている.この学習メカニズムは,刺激の受容から行動の制御に至る神経回路の最も基本的な記憶機能であり,連合学習という立場で神経系の機能を統一的に捉えることができると考えられる.ミツバチのパターン識別についての行動実験では,分岐路の片側に餌が置かれたY字迷路により訓練が行われる.本研究では,連合学習を基に,このY字迷路におけるミツバチのパターン識別から行動制御に至る神経機構を数理モデルで記述した.これにより,Y字迷路におけるミツバチの行動について,時間的変化を含む解析が可能となった.