著者
野々村 豪二 西幸 大斗 中野 顕洋 岡部 繭子
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報 (ISSN:03888061)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.45-48, 2017 (Released:2017-11-27)
参考文献数
12
被引用文献数
1

ベニバナインゲンの受粉様式について,虫による受粉を遮断した花房,風および昆虫による受粉を遮断した花房,無処理の花房からそれぞれ得られた収量を比較検討すると共に,受粉に関わる訪花昆虫相の調査を行った.その結果,ベニバナインゲンは主に訪花昆虫によって受粉を行なっている可能性が高いことが明らかとなった.訪花昆虫相の調査では,トンネルの入り口からの距離によって目撃個体数が異なった.また,訪花が最も多く確認されたのはセイヨウミツバチだった.