著者
角井 素貴 柏田 智徳 重松 昌行 西村 正幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, 1997-03-06

近年の通信容量の需要急増に伴い, WDM光伝送システムの広帯域化が求められている。例えばITU推奨の100 GHz波長間隔で32波WDM伝送を行うには, 25 nmの帯域が必要となる。フッ化物EDFAはこうした要求への有力な解の1つとして知られるが, コストや信頼性面では未だ石英系EDFAが有利と思われる。本稿では, 石英系EDFの中で, Al添加EDFとP/Al共添加EDFを組み合わせたハイブリッドEDFAにおいて, 広帯域化を目的として組成最適化を行った結果を報告する。
著者
永山 勝也 斎藤 達彦 角井 素貴 川崎 希一郎 松井 雅彦 高見澤 宏史 宮木 秀夫 大賀 裕一 土屋 一郎 千種 佳樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OCS, 光通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.135, pp.1-6, 2002-06-14

低損失光ファイバは長距離伝送システムの構築に必要不可欠である。今回、1986年の低損失記録0.154dB/kmを更新し、低損失世界記録0.151dB/kmを達成した。純石英拡大コア光ファイバの改良により極低損失は得られた。実効コア断面積は112μm^2に拡大してあり非線形効果の低減にもつながる。この光ファイバの伝送システムへのインパクトも検討した。C,Lバンドは0.160dB/km以下で、既存のEDFを最大限に増幅に活用できる。また無中継伝送では、既存のGe-SMファイバより30%伝送距離が伸ばせ、後方励起ラマン増幅を加えたシステムで400kmの無中継伝送が可能となる。