著者
谷口 雅昭 小出 昭夫
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.343-344, 1996-03-06

ポリゴンデータのレンダリングにおいて、各頂点の座標とともに与える法線ベクトルの精度はシェーディングなどの精度に影響するので重要である。各頂点の法線ベクトルをポリゴンデータから求める方法として、注目している頂点を含むパッチ面の外積より求めた法線を平均化する方法が存在するが、各ベクトルに与える比重を適切に与えないと最終的に得られるベクトルの精度が低下する結果になる。本論文は球面に対して正しい法線の値を与えるように各パッチ面の法線に与える比重,を決定し、頂点の法線を求める方法を提案する。また、この方法を一般の凸曲面に適応した場合、他の方法より優れていることを数値実験により示す。