著者
遠藤 章二
出版者
聖カタリナ大学短期大学部
雑誌
聖カタリナ女子短期大学研究紀要 (ISSN:02869748)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.69-76, 2002-03-10

本学に在学する女子短大2年生を対象に日中の体温変動を3日間単位として2回にわたり測定した。測定した結果を, 1日の最高体温と最低体温との差から3つのグループ, 「激しい・中程度・緩やか」群に分類し, その日内変動の特性を検討した。「激しい」群は, 日中の体温差が平均で1℃を超した。多分, 覚醒レベルが高く, 学習意欲も旺盛なグループであろうと考える。一方, 日中の体温変動の平均が0.43度と少なかった「緩やか」群の者は, 1日中覚醒レベルが上がることなく, 学習意欲も高まることなく漫然と過ごしたのではなかろうかと考える。 今後, 朝食の摂取, 運動などの体温上昇などの要因を加味した調査を検討している。