著者
野口 繁基
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.90, no.2, pp.87-92, 2017-02-20 (Released:2017-05-20)
参考文献数
3

日本における化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)は,世界に先駆けて施行された化学物質管理に関する法律である。化審法はカネミ油症事件[ポリ塩化ビフェニル(PCBs)などが混入した食用油(カネミ油)を摂取した人々に障害等を起こした事件]を契機として1973年に制定された。化学物質の開発が急速に進展する中,本法は化学物質の安全性に関するハザードおよびリスク評価において,より重要な役割を果たしていくものと考えられる。本稿では化審法の歴史と化学物質の安全性に関する各試験方法を紹介する。