- 著者
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金山 時恵
- 出版者
- 新見公立短期大学
- 雑誌
- 新見公立短期大学紀要 (ISSN:13453599)
- 巻号頁・発行日
- vol.29, pp.39-44, 2008
- 被引用文献数
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子どもたちの発育には,早寝早起きの生活リズムの確立や十分な睡眠の確保が重要である。A市における幼稚園児と保育園児の起床時間は7時が,就寝時間では22時が最も多くみられた。幼稚園児の就寝時刻では,18時30分から23時の差がみられ,保育園児では20時から23時の差がみられ,23時に就寝する幼児は11名であった。就寝時間は両者において有意差がみられた。また,22時以降に就寝する児は2〜3名と数名ではあるが2歳からみられ生活リズムが夜型化していた。幼少期から望ましい生活リズムや生活習慣を獲得することは,子どもの将来の健康にとって重要である。今後はさらに,文部科学省がはじめた子どもの生活習慣改善のための「早寝・早起き・朝ごはん」を家族全員で意識し取り組むことから始めることも必要であると考える。また,両児とも遊び場所は家の中での遊びがほとんどであった。遊びは,子どもたちが成長発達していく上でのエネルギーの源であり,遊びを通して多くの社会性を身につけ多くのことを学び自立していくものである。子どもたちの安全を守りながら,大人も一緒に遊んであげているというスタンスではなく,大人の趣味や得意な遊びを取り入れて積極的に遊びを楽しむ姿勢を持つことが必要である。