著者
都 安奈 金田 純也 松田 鶴夫
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.373, 2020-09-18 (Released:2021-01-20)

高齢者や患者へのリハ支援としての太鼓を使った音楽療法では、バチを振る動作(移動量)により身体機能の賦活を行い、音楽によって脳が活性化し表情として現れることが確認されている。しかし、機能回復の評価は理学療法士と作業療法士の主観により決定されており、可視化を可能としたシステムが不足している。本研究では上記問題を解決するために、音楽療法を行なっている被験者の表情解析と、バチの移動量を工学的に評価可能なシステムの構築を行なっている。本報告では、3軸加速度センサを用いたバチの移動量獲得に関わる検討ならびに可視化、ファイル保存を可能とする機能を追加し実際のデータ解析を行ったので紹介する。