著者
本田 優也 伊東 栄典
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
九州支部連合大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.167, 2015

近年CGMやUGCと呼ばれるコンテンツ投稿サイトが人気である。CGMサイトのコンテンツのほとんどは他愛の無いものであるが,一部には従来メディアで提供されていた元の同程度の品質を持つものもある。開始初期には多様なコンテンツが存在していたものの,現在のCGMサイトではコンテンツ多様性喪失が問題になっている。例えばニコニコ動画に投稿される楽曲の上位100位のうち90%かボーカロイド音楽である。同様に「小説家になろう」でも上位100位の多くが異世界転生ものになっており,多様性が喪失している。本研究では,小説家になろうを対象に,小説のキーワードの多様性を定量的に評価する。評価手法および結果について報告する。
著者
水谷 亘 穴田 啓晃
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.323-324, 2020-09-18 (Released:2021-01-20)

YouTube等の動画共有サービスではチャンネル毎に各動画のサムネイルが並べられている.各動画の視聴回数は,動画の内容のみならず,サムネイルで使われている文字のフォントや背景の色,また文字とフォントのレイアウト等が関係していると考えられる.本稿では,事前分布と尤度から事後確率を求めるベイズ統計の手法によりこの関係を分析した結果を報告する.
著者
松井 一乃 金高 一 池部 実 吉田 和幸
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成24年度電気関係学会九州支部連合大会(第65回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.275, 2012-09-14 (Released:2014-12-17)

現在のspam対策は,検出率は高いが全てのメールに対策を適用するため通常メールの受信までに遅延が発生するものや,負荷が軽く検出率も高いが誤検知が多いなど,どの対策にも欠点と利点が存在する. 本研究では,メールフィルタプラグインであるmilterを用いてspam対策を組み合わせることで,負荷が軽く検出率の高いもので対策を行った後に誤検出されたメールを他のspam対策で救済するなど,利点を生かしながら欠点を補うことで効率的なspamメールの排除を目指す. 本論文では,milterを管理するmilter-managerを用いたメールサーバの設計・運用を行い,その有用性について検討する.
著者
齊藤 真 山内 寛行
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成20年度電気関係学会九州支部連合大会(第61回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.194, 2008 (Released:2010-04-01)

半導体集積回路のレイアウト設計CADにおける煩雑な繰り返し作業を軽減することを目的とした設計支援ツール「GDS-Utility」を開発した。その特長は、業界標準となっているレイアウトデータのファイル形式であるGDS-IIに対応したコマンドラインツールであり、追加・削除・変更・情報出力・ファイル操作の5系統からなる単機能なコマンドを組み合わせて利用し軽微な編集が可能なことである。これにより作業時間が軽減され、CADツールをレイアウト設計作業のために有効利用できる。さらにリバースエンジニアリング防止のため、セルの階層構造をフラットにするコマンドを加えて開発したので合わせて報告する。
著者
平湯 宗人 中原 大輝
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.303, 2014

水を沸かし何らかの飲み物を飲む場合,沸騰させるのか少し冷やすのかにより二分される.電気ポットは緑茶を好む日本において開発された湯沸かし器であり,電気ケトルは欧米においてコーヒーを飲む文化圏で考えられた湯沸かし器である.両方ともに目的に応じた使い勝手を考えてある.そこで両者の違いを知り使い方による違いや,消費電力量と電気料金などの比較をした.
著者
本田 優也 伊東 栄典
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第68回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.167, 2015-09-10 (Released:2018-02-16)

近年CGMやUGCと呼ばれるコンテンツ投稿サイトが人気である。CGMサイトのコンテンツのほとんどは他愛の無いものであるが,一部には従来メディアで提供されていた元の同程度の品質を持つものもある。開始初期には多様なコンテンツが存在していたものの,現在のCGMサイトではコンテンツ多様性喪失が問題になっている。例えばニコニコ動画に投稿される楽曲の上位100位のうち90%かボーカロイド音楽である。同様に「小説家になろう」でも上位100位の多くが異世界転生ものになっており,多様性が喪失している。本研究では,小説家になろうを対象に,小説のキーワードの多様性を定量的に評価する。評価手法および結果について報告する。
著者
大濱 嘉恭 山本 吉朗 逆瀬川 栄一
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第68回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.198-199, 2015-09-10 (Released:2018-02-16)

近年,永久磁石の高性能化に伴い,高効率のPMモータが様々な分野で利用されるようになってきた。PMモータのトルク制御には,回転子位置に応じた電流制御が必要で,そのため,通常はエンコーダやレゾルバなどの位置センサが用いられる。一方,位置センサが除去できれば,モータの小形化,軽量化,低価格化が実現され,耐環境性,信頼性も改善されるので,位置センサレス制御が望まれている。本稿では,PMモータの位置センサレス制御の演算に用いられるd,q軸インダクタンスの測定法について述べる。
著者
米山 明彦 皆本 晃弥
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.12-13, 2015

現在,就職活動などで,好印象を与えるような画像処理機能を有する自動証明写真機が増えている.しかし,今のところ,肌質,美白度,背景などを調整するに留まり,第3者に好印象を与える写真を撮影できているか否かを自動判別する方法はない.そこで本講演では,就職活動の証明写真において,第3者に良い印象を与える写真を自動的に判別する手法について述べる.本手法では,離散ウェーブレット変換を用いて顔認識を行い,目,口,耳などから複数の顔特徴点を抽出する.そして,顔特徴点を利用して,好印象を与える写真を定義し,この定義に基づいて画像を判別する.複数枚の写真に本手法を適用し,性能評価を行ったので,ここに報告する.
著者
蓑代 成功 永井 秀利 中村 貞吾
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.158, 2015

現在、2人零和完全情報ゲームは研究が進んでおり、将棋においては人間のトッププレイヤと同等のレベルにまでなっている。しかし、多人数零和不完全情報ゲームである麻雀は、将棋ほど進んではいない。この原因の一つに、麻雀が不完全情報ゲームであることが挙げられる。これから引く牌と相手の持っている牌が公開情報ではなく非公開情報であるため、自分が何の牌を切るのが最適かということや、特定のタイミングで鳴きなどのアクションを行うのが適切かどうか分からない。そこで本論文では、不確定な情報やプレイヤの行動をランダムに決定し、行動の良さを推定できるモンテカルロ木探索を用いて麻雀の早上がりを目指すAIを作成する。
著者
横尾 章一郎 山内 寛行
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成20年度電気関係学会九州支部連合大会(第61回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.397, 2008 (Released:2010-04-01)

SRAMの動作Marginを統計的なDC解析とTransient解析の二つの解析方法で求め、その結果を比較検討した。Read(Hold)MarginはTransient解析の方がDC解析よりも良く、WriteMarginの値はTransient解析の方がDC解析よりも悪くなった。Transient解析で各Marginのパルス幅を大きくすればDC解析の結果に漸近することが確認された。このことから適切にワード線とビット線のパルス制御幅の動作マージンへの影響を反映できていることが確認できた。発表では詳細な比較データを合わせて発表する。
著者
貞方 健太 山内 寛行 山野辺 泰治
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成20年度電気関係学会九州支部連合大会(第61回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.395, 2008 (Released:2010-04-01)

CMOSの微細化が進みCMOSの閾値電圧のばらつきがSRAMセルの書き込みマージンに与える影響が深刻になってきている。本研究では、CMOSの閾値電圧のばらつきを統計学的に処理することで書き込みマージンへの影響を、1)感度解析と、2)閾値電圧を正規分布下でモンテカルロ解析を行い、閾値電圧のばらつきに対するSRAMの書き込みマージンのばらつきを求めた。両手法とも、閾値電圧の基準値を400mVとし閾値電圧の標準偏差50mVとすると、変化する書き込みマージンはおよそ46mVの標準偏差を持つばらつきを持つことがわかった。
著者
寺師 純 西村 直己 植村 尚喜 松川 義明 三谷 康範
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成28年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第69回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.333-334, 2016-09-21 (Released:2018-02-16)

再生可能エネルギー導入量が急激に増加してきた近年、電力会社によっては太陽光発電が全発電量のおよそ4割を占める場合も発生している。天候依存のため将来的に電力系統の信頼性の低下につながっていくことが心配されている。そこで本研究は電力系統の位相差情報を用いて時々刻々と変化する電力系統をリアルタイムで監視し、状態を的確に把握することで電力系統の経済性、信頼性に貢献することを最終的な目的としている。具体的には位相差と電力の広域動揺成分に着目し、系統全体の慣性、同期化力を把握することで太陽光発電の稼動量の定量的評価方法を提案し、リアルタイムでの監視・制御技術に寄与することを目的としている。
著者
石川 康二 森 邦彦
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成21年度電気関係学会九州支部連合大会(第62回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.90, 2009 (Released:2011-01-20)

本研究では、サーバーサイドによる画像処理Webシステムの実現を目的とする。サーバー側で画像処理を行う場合、計算時間が問題となるが、計算機のパフォーマンスの向上により、短時間での処理が可能になった。そこで、本研究では、クライアントがアップロードした画像をサーバー側で処理し、生成した画像をクライアントに提供するシステムを作成した。クライアントはWebブラウザさえあれば、画像処理が可能である。
著者
山口 亨 徐 海燕
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成25年度電気関係学会九州支部連合大会(第66回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.372, 2013-09-13 (Released:2016-01-17)

従来の蔵書管理システムはPCサーバ上で動作させており、これにより常時動作させる場合に多くの電力を消費する問題があった。そこで本研究では、名刺サイズの小型マシンであるRaspberryPIとTFT液晶、バーコードリーダを利用して小型の蔵書管理システムを開発した。RaspberryPIの消費電力は3.5Wととても省電力なため、これにより常時動作させても電力をほとんど消費しない蔵書管理システムの構築が可能となった。
著者
山下 遼太 行天 啓二 大城 英裕 高見 利也
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第71回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.19, 2018-09-19 (Released:2020-01-20)

SNSは,携帯端末などを通して短いテキストを気軽にインターネット上に投稿することができ, 様々なユーザとコミュニケーションをとることを可能としている.しかし, 短いテキストによるコミュニケーションでは,ユーザの内面や心情を読み取ることが難しく, 相互の認識に差異が生じてしまう可能性がある.本研究は,単語のベクトル化手法の一つであるWord2vecを使用し, SNSの一つであるTwitterにおける大量の発言を学習することにより感情推定を行う手法を提案する.感情表現にはPlutchikが定めた8つの感情を使用する.実験では, Twitter上の発言に本手法を適用し,被験者に評価してもらった。
著者
岩崎 洋一郎 川田 真也
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.65-65, 2008

赤外線サーモグラフィから得られる温度動画像を用いた車両位置とその静動状態を認識する手法を提案する。本手法を用いることにより、円滑な交通流、渋滞流の判別ができ、さらに、事故、車両故障などの突発事象の発生を検知できる可能性がある。また、温度画像を使用するため、環境変化にロバストで24時間の自動監視が期待できる。時空間温度画像の時間軸での画素値変化から、走行車両領域を特定する。また、画像フレーム毎にHaar状特徴によるパターン認識を適用し車両位置を特定する。走行車両領域と車両位置情報とを統合して識別することにより、各車両の位置情報とその静動情報が得られる。