著者
鈴木 幸平
出版者
常葉大学外国語学部
雑誌
常葉大学外国語学部紀要 = Tokoha University Faculty of Foreign Studies research review (ISSN:21884358)
巻号頁・発行日
no.32, pp.89-109, 2016-03-31

イギリスの電話相談センターChildLine の『Why Me?: Children Talking to ChildLine about bullying』は、いじめ解消に腐心されている学校ばかりでなく、青少年相談施設などの行政機関にも、具体的かつ有益な示唆を与えてくれる貴重な資料の一つであると考えられる。第1 章から第5 章までは序章的側面が多いため、第6 章から第8 章を以下のとおり翻訳する。なお、第9 章以降については紙幅の制限により別稿とする。また、原書の全体構成は次のとおりである。第1 章 序 文第2 章 チャイルドライン調査第3 章 学校における事例第4 章 「いじめ」とは何か第5 章 いつ、どこで、どのくらい起るのか第6 章 誰がなぜいじめるのか第7 章 いじめの影響と結果第8 章 助けを求めること第9 章 いじめに対する学校の行動計画と対応第10 章 結論 子どもからのメッセージ救済:言葉から行動へ