著者
鎌田 高徳
出版者
情報処理学会 ; 1960-
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.61, no.5, pp.500-505, 2020-04-15

神奈川県では2016年度より3年間に渡り,「県立高校改革基本計画」プログラミング教育研究推進の指定校を5校指定した.そのねらいは「コンピュータの活用し,論理的思考力を身に付け,協働して問題解決に取り組むことができる人材を育成」することである.プログラミング教育を学校にて推進するために,すべての教科でプログラミング的思考を取り入れた授業を行うことになり,その要件を「順序立て,場合分け,繰り返し」と定義し,これらの要件を1つでも授業の中で意識して取り入れた結果,問題を発見する授業づくりに効果的であったことが分かった.