著者
佐藤 完 織田 紀代子 長岡 さとみ
出版者
高田短期大学
雑誌
高田短期大学紀要 (ISSN:09143769)
巻号頁・発行日
no.27, pp.37-42, 2009-03

人間は、必ず死を迎える生き物である。明解な事実であるが、老いを生きる高齢者にとっては避けたい事でもある。お釈迦さまが言われたように私たちは、死ぬ身を生きているのである。介護に係わる人材養成を行っている私たちは、人の生きた証としての終末期を次の世代に紡ぐ視座を模索している。社会福祉法人高田真善会・特別養護老人ホーム報徳園園長の千草は、「生まれた時にその人の死ぬ時は、約束されている」と語る。報徳園では、亡くなると本人の身近な人たちが集い、御院さんによる「枕経」が営まれる。遺族の都合に合わせ、利用者及び職員一同で「お別勤め」を行い、正面玄関より合掌・礼拝を受け見送られる。報徳園に暮らす一人ひとりにとって真に「終の棲家」となっている。一身田寺内町近隣地区における住民の生活に関する意識調査を通して老いのよそおいについて概観する。
著者
佐藤 完 織田 紀代子 長岡 さとみ
出版者
高田短期大学
雑誌
高田短期大学紀要 (ISSN:09143769)
巻号頁・発行日
no.26, pp.51-59, 2008-03

私たちは、いつの日か人生の役割を終わる。老人福祉施設の利用者の生活を概観しながら「老いのよそおい」ついて考察をする。高齢者福祉について学ぶ学生、大学周辺に住む地域住民、老人福祉施設利用者をトライアングルの関係性について考えを深める。