著者
小西 隼平 中野 友貴 伊藤 博武 長嶺 敬
出版者
根研究学会
雑誌
根の研究 (ISSN:09192182)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.119-123, 2021-12-20 (Released:2021-12-27)
参考文献数
18
被引用文献数
1

本研究では国内品種を中心とした多様なオオムギ52品種を用いて,種子根の伸長角度の品種間差異をスカイゲル培地法によって調査した.オオムギ種子根伸長角度には大きな品種間差異がみられ,最小値は0° (シュンライ・北陸皮48号) で最大値は58.8° (ビューファイバー) で,平均値は23.7°であった.条性,皮・裸性ともグループ間に有意な差は認められなかった.北陸・長野で育成されたオオムギは他地域育成のオオムギに比べて,種子根伸長角度の小さいことが示された.こういった伸長角度の品種間差異は,育成地によって選抜された品種の特性の違いにより生じたと推測できる.
著者
長嶺 敬彦
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.20-26, 2005-11-01

EPSは3つの症状群で理解しよう EPSにはいろいろな症状があります。それらは大きく3つの症状群で理解すればよいと思います。アキネジア、ジストニア、アカシジアです。それらの意味するところを表2に簡単に示しました。カタカナ用語を理解するには語源を考えるとイメージが湧きやすいので、語源からみてみましょう。 「アキネジア」からいきましょう。“キネシア”は運動を意味します。“ア”は否定を意味する接頭語ですから、アキネジアは運動が少ないこと、つまり「動きが少なくなること」を意味します。