- 著者
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星 真行
難波 樹央
高橋 寿和
板垣 光子
佐々木 恵子
江森 由香
渡部 美聡
長橋 育恵
宮坂 美和子
相澤 裕矢
- 出版者
- 公益社団法人 日本理学療法士協会 東北ブロック協議会
- 雑誌
- 東北理学療法学 (ISSN:09152180)
- 巻号頁・発行日
- vol.31, pp.66-73, 2019 (Released:2019-10-07)
- 参考文献数
- 26
【目的】 二次予防対象者に介護予防事業を取り組み,介入前後での身体の痛みの軽減,および痛みの有無による影響について検討することである。【方法】 対象は二次予防対象者164名であり,脱落者及び最終評価を実施できなかった者を除外した148名(男性32名,女性116名)を解析対象とした。週 2 回(全21回)のプログラム介入を行い,介入前後で身体機能評価を実施した。痛みの評価は,Numerical Rating Scale(以下,NRS)を用い,終了時にアンケート調査を実施した。【結果】 NRS得点による介入前後の比較では,痛みの軽減が認められた(p <0.01)。疼痛部位は,膝47%,腰26%の順に多かった。また,介入前後における身体機能の改善が示唆され,痛みによる群間比較において, ファンクショナルリーチ,長座位体前屈では交互作用も認められた。【結論】 介護予防事業に理学療法士が関わることにより,身体の痛みの軽減を図ることが可能であり,痛みの程度によって身体機能の改善にも影響がみられた。