著者
杉山 慶太 阿久津 雅子
出版者
北海道農事試驗場北農會
巻号頁・発行日
vol.76, no.2, pp.150-154, 2009 (Released:2011-03-05)

スイカの花粉の保存には温度が最も影響しており、冷凍条件が重要であった。また、酸素は花粉の保存に対して阻害要因であり、窒素や二酸化炭素は花粉の活性を維持する効果が認められた。スイカの軟X線照射花粉(部分不活化花粉)を真空専用袋に入れて脱気後窒素を封入し、-25℃で冷凍することにより1年以上の保存が可能である。この花粉の授粉により対照花粉と同程度の種なしスイカが生産できる。