著者
陳 昌鳳 劉 揚
出版者
龍谷大学
雑誌
龍谷大学国際社会文化研究所紀要 (ISSN:18800807)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.18-27, 2005-03-25

摘要:本論は過去の研究を基礎に,歴史的な時期区分と,具体的な内容分析を行うことによって,『新民報』社説のスタイル,内容の変化と戦局の変化との関連を重点的に分析した。これによって,当時のジャーナリズムが日本の侵略総力戦の一構成部分であり,独立したジャーナリズムは存在せず,それは侵略者に奉仕する宣伝道具としてのみ存在し,人民の思考を麻痺させ,侵略者の思想統制に協力する道具になっていたことを証明した。