著者
雪旦<長谷川雪旦>//画図
出版者

『江戸名所図会』の挿絵画家として名高い長谷川雪旦(1778-1843)が描いた東海道各宿場の淡彩鳥瞰図を、1頁に3図、合計58図収録。別に巻末に2頁続きの墨画6図がある。「梅崎氏応需 雪旦画図 文政八年乙酉仲秋鉞 宿図」とあるが、梅崎氏については未詳。この年に実景を写生したのかどうかも明らかでない。なお、4年後の文政12年(1829)に東海道を旅した際のスケッチは、『東海道一覧』3冊として当館所蔵。また当館では、子の雪堤のものもあわせ、多数の粉本(模写)類も所蔵している。