著者
小山 大介 露口 尚弘
出版者
金沢工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

「生体組織の違いを鮮明に表現できる」「脳神経活動を直接的にイメージングできる」などの新しいMRI(磁気共鳴画像)として、地磁気程度の大きさの磁場を利用する超低磁場MRIが注目されている。超低磁場MRIは現在主流の高磁場(数テスラ)MRIと比べて装置の簡便さや安全性の高さ、幅広い計測対象への応用などの利点も有し、MRIの新しい計測手法として期待が高まっている。しかし、超低磁場MRIは計測手法が未確立であり、実用に向けた加速度が十分でない。本研究では超低磁場MRIの実用を目指し、新しい計測プローブや撮像シーケンス、磁場空間制御手法の開発を通し、超低磁場MRI計測の高解像度化と高速化を実現する。