著者
青柳 龍也
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.33, pp.1515-1516, 1986-10-01

採譜ツールFSIは、音楽情報の内、特に音程、音長の情報を入力するためのツールである。FSIの目標は、人間が採譜できる範囲の演奏を採講することである。人間の演奏には、テンポのゆれ、音長の不正確さ、中断、弾き直し等の雑音が含まれる。これらの雑音を含んだ演奏を入力し、人間が4分音符と認識できる音符は4分音符として採譜し、さらには、人間か1拍目を認識できる時には、拍を認識することがFSIの目標である。FSIの研究は始まったばかりである。試作したプログラムは予備実験の域を出ていない。このため、本稿では、FSIの位置付けや研究の方向について述べる。
著者
中島 千恵子 青柳 龍也 有山 正孝
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.55-56, 1994-09-20

教育における経験的知識および技術を獲得するには、従来多くの年月を費やした。本研究では、多くの教育事例についてビデオ画像を見て、経験教師のコメントを読むことにより、知識および技術を短期間に学習することが出来る教育支援システムを搆築することを試みた。今回は、幼稚園の初任教師を対象としたシステムを開発している。ビデオ画像は、実際に幼稚園の教育現場において、3歳児クラスの遊びの場面を撮影した。特に初任教師には対処に困ると考えられる場面を中心に取り上げた。又、各場面において経験教師のコメントをテキスト情報として収録した。現在は、ビデオ画像の編集およびビデオ画像の検索情報の整理が完了しており、プログラム設計を行っている最中である。